5Gによる通信の普及が進んでいますが、5Gは利便性が向上する反面リスクも高まります。
エンジニアとしては、こうしたリスクについて理解し、適切なセキュリティ対策を講じる必要があるのです。
5Gによる通信ができると、高速での同時多数接続が可能となります。
その分、IoT機器の利用も急速に進むと考えられるでしょう。
産業用のみならず家電製品などのIoT化も進んでいますが、これにより不正アクセスなどのサイバー攻撃の標的が格段に増えるのです。
しかも身近な家電製品とあっては、深刻なリスクをもたらしかねません。
セキュリティの甘い家電製品が乗っ取られ、そのまま周辺機器への侵入が行われることが予想できます。
するとプライバシーや重要な情報が盗まれたり、悪用されたりする事態に発展する可能性があるのです。
そこで、さらにセキュリティに対するニーズが高まるでしょう。
セキュリティ分野のスキルを持つエンジニアの需要の増加はもとより、IoT関連のエンジニアにもセキュリティ対策を強化するスキルが求められます。
また、これまで以上にファームウェアのアップデートが行われていく可能性も高いです。
日々高まる脅威に対して、セキュリティ強化のための更新を高頻度で行う必要があることが挙げられます。
エンジニアも設計構築だけでなく、保守に向けた業務がより増えることもあるかもしれません。
こうした動きについても押さえつつ、エンジニアとしての未来を考えていくと良いでしょう。